ノートパソコンを買う

ktbep.com 北別府会計事務所
ノートパソコンを買うことにした。3年前のビブロは当然のことながら、時代の進歩からずいぶん取り残されて使い難いものとなってしまった。
メモリ、ハードディスクの増設や、ISDNへといったグレードアップにも限界があり、特に通信速度の面で物足りないものがあった。
ISDNもパソコン本体の性能とシリアル接続の点で十分に生かしきれていなかった。また、当初はモバイルを想定していなかったため、A4ファイルタイプで、かなり重く、持ち運びが結構大変だった。

早速、カタログを取り寄せて検討した。B5ファイルタイプのオフィス2000モデルが第一条件となり、富士通ビブロMF、NECラヴィM、SHARPメビウスPJ、東芝ダイナブックDS50Cを対象とした。
この中から、シンプルなスタイルと標準128MBメモリには惹かれたが、FDDが別売のメビウスを落とす。ビブロのDVD-ROMとCD-RWのいずれかが標準添付は魅力だが、パラレルポートがオプションなので、これも落とす。 手持ちのレーザープリンターは、USB対応でないのだ。さらに、ラヴィもパラレル接続に変換ケーブルが必要とのこと。なかなか、希望に合った仕様のパソコンは少ないものだ。
ここで、ディスプレイが11.3インチと他メーカーの12.1インチに比し、劣勢であったダイナブックが急浮上する。パラレルポートが標準で付いているのだ。しかも、標準で128MBメモリを搭載している。本当は、シリアルポートも欲しいのだが(手持ちのデジカメはシリアル接続のため)、B5ノートには、無理な注文だろう。
LANポートもついてるし、ディスプレイは小さいがその分スリムでもある。と、いうことでダイナブックに決めた。

次はネットで情報収集することにした。東芝のホームページを見る。ところが、ここで問題発生。検討の結果、購入を決めたダイナブックSS DS50C/1CAは、旧モデルで最新モデルはパラレルポートがオプションになっていた。入手したカタログが東芝だけ7月モデルであったのだ。モバイルノートの方向性が見て取れる。
これでは、ダイナブックにした意味がない。振り出しに戻った感じだ。
いったん、白紙にもどして価格面の調査のため、格安パソコンのランキングページを見ていたところ、あった。ダイナブックDS50Cが。だが、モデル名が1CCRになっている。仕様を調べたら、FDDがセレクタブルベイにも使えるようになり、また、OSがWindows Meに変わっていた。パラレルポートは残っている。9月のモデルらしい。これに、決定。

格安ランキングを見ているうちに、ここに掲載された店のネット通販で行こうと思った。なにしろ、安(そう)なのである。
ネットに掲載された通販価格では、N社:239,800円、E社:249,800円に対して、H社:205,000円、O社:205,800円とある。N社とE社は知っているが、H社、O社とも耳慣れない(名古屋では)名前だ。でも、代引きでなら問題ないと考えられる。
送料、代引き手数料および消費税は加算されるが、大須に行って現金で買っても、税込み23万では買えないだろう。

以下は、購入にいたるまでの経過である。

2000/11/19 日 格安ランキング1位のH社へ、在庫確認のメールを出す。クレジット、代引き手数料、送料、税込み226,044円。
2000/11/20 月 H社から返事あり。売り切れとのこと。ランキングに載っている情報は少々古いのかもしれない。
  ランキング2位のO社へ注文のメールを出す。代引き手数料、送料、税込み219,030円。
2000/11/21 火 O社から返事あり。売り切れとのこと。モデルがちょっと古いし、どちらかというと、マイナーなモデルなのかも知れない。
  ランキング3位、4位の会社はメールでの問い合わせができないのと(東京まで電話でやり取りするのは、ちょっとためらう)、ホームページをうまく表示させることができないため(ブラウザの能力の制約か)、5位のP社へメール注文する。
  代引き手数料、送料、税込み230,475円。
2000/11/22 水 P社からのメール。メーカー品は代引きは扱っていないため、支払方法を振込みに変えて再度、注文を出して欲しいとのこと。
  見知らぬ社名のため、若干ためらうが、振込みは在庫の確認がとれてからでよく、注文の受付から2週間以内に振込みがない場合はキャンセルになるとのこと。結果的には注文後のキャンセルも可能ということなので、注文を送る。
2000/11/23 木 名古屋シティマラソンのあと、大須へパソコンを見に行く。手ごろな価格であれば買うつもり。
  ランキング6位のC社の店に行く。最初は、税込みで237,300円の提示。ネット通販価格と基本的に同じとのこと。値切って、235,000円。
  他の店は、在庫がないか、あっても税込み248,000円とかで話にならない。1件だけ233,000円を引き出したが、生憎、店頭の現品しか在庫がないことが分かり、この価格でクレジットでも良いとのこと。
  再び、C社へ。交渉の結果、233,000円でOKになった。購入。ネットの格安価格から見れば、本当は、230,000円以下にしたかったが、秋葉原や日本橋のようにはいかないだろう。旧モデルで在庫も少なくなっているようなので、妥当なところか。
  P社には、キャンセルのメールを出す。  
結果的には、ネット通販で購入することは、できなかった。
注文から、納品、支払いにいたるまで相手と一度も対面することなく進むのは、相手に知名度(信用度)がない場合は特に、躊躇するものがある。 通販システムの中のどこかで、信用を担保する仕組みは、やはり必要だと感じた。
ただし、今回は、在庫の問題から実際に店頭へ出かけた方が入手が早かったということもある。タイムリーな在庫情報を表示することが可能になれば、話はまた違ってくる場合もあるだろう。
また、パソコンの仕様という点では、どれも一長一短があり、欲求のすべてを満足させるものを手に入れることは、難しいと思った。
自作とまでは行かなくても、オーダーメイドも視野に入れる必要があるかもしれない。

2000.12.1

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